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レーザー彫刻機は、レーザー発振器を使用して様々な材料に文字や図を刻印する加工機です。レーザー光が加工物の表面に熱することで素材が融解、燃焼し、溝を掘ることができます。一般的に高い出力のCO2レーザーやファイバーレーザーが用いられます。

ジョブショップなどで使用されるシステムのレーザーの出力は数十Wから数百Wのものが多いようです。ステージなど駆動系との組み合わせにもよりますが、レーザー出力が高いほど、より深く、素早く彫刻することができます。

レーザー彫刻機の使用用途

レーザー彫刻機は、アクリル、金属、木材、革皮など、様々な素材に刻印することができます。

また、発振器に使用されるCO2レーザー、ファイバーレーザーでも加工できる素材が変わります。

CO2レーザー

アクリル、木材、石材、革皮など、幅広い素材への彫刻が可能です。そのため多種多様な業界でCO2レーザー彫刻機が使用されています。
ファイバーレーザー
金属(アルミ、銅、真鍮、ステンレスなど)への彫刻に優れ、部品への刻印などに使われることもあります。

レーザー彫刻機の原理

レーザー彫刻機は、画像処理ソフトと連動して使用できるものが一般的で、データをパソコンから彫刻機に転送して照射・加工します。

彫刻やマーキング、溶接などのレーザー加工機は、基本的にレーザー発振器、光路、駆動系、集光光学系、そして必要に応じて素材を固定する治具やステージが組み込まれています。

さらにレーザー彫刻機には2つの照射方法があります。XYプロッタ方式(フラットヘット)とガルバノ方式です。

XYプロッタ方式は、ミラーとレンズが組み込まれたヘッドをXY軸方向に動かして照射します。
ガルバノ方式は、ヘッド部分にガルバノミラーが組み込まれ、ミラーを動かすことによって光を振ります。ミラーの小さな動きだけで照射できるため素早く加工できますが、加工できる範囲は大きくありません。
レーザー彫刻では、レーザー発振器の選定も重要です。レーザーの波長によって、素材の吸収率が変わるためです。CO2レーザーはアクリル、木材、革皮、布地、紙など多様な素材に対応できますが、反射が強い金属の加工にはあまり向いていません。代わりにファイバーレーザーはアルミ、銅、真鍮などにも対応できます。

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